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場所は基本的に太平洋に面した河口。
できれば水が綺麗で気軽にウェーディングできて、南国っぽくて、人がいなくて・・・。欲を言えばきりが無いが、それでも思い当たるところで釣りをすることにした。
朝一番、海から昇る陽を見ながら入った場所では、手のひらに収まるぐらいのエバが釣れたが、少々期待はずれ。
日も昇り他の場所を探すことにした。
ビーチや漁港、磯場などを見て回るがパッとしない。
しかし、見渡せば道端にはハイビスカスが花咲き、バナナが自生している所もある。決してリゾート地ではないが、本来ある南九州の雰囲気がとても心地よかった。
昼はいつも行く美味しいラーメンを友人と食し、気を取り直して次の場所へ。そこは河口から500mぐらい溯った場所で水も汚れてはおらず、膝ぐらい立ちこむ場所だ。
人は誰もいない。
日差しは真上にあり、かなり暑くなってきた。
早速ラインを引き出し、小型のエバ用ポッパー?をキャストする。
真新しい7番ロッドは気持ちよくポッパーを狙ったところへ運んでくれた。岸際で手のひらほどのメッキを楽しんでいたとき、沖目にキャストしていた友人に今までとは違う魚が掛かった。が、外れてしまった。
今の魚を見たい一心でキャストとリトリーブをひたすら繰り返す・・・。
「ゴポッ」
ひったくるように、なにかが吸い込んだ。
ロッドが締めこまれる。
手元に手繰ったラインがすべて引き出されリールファイトになる。
7番ロッドをバットから曲げたのは30cmほどのエバだった。
九州では当たり前に思えるサイズだが、実際にはなかなか釣れない。それから夕暮れにかけて釣果は昇り調子になり、最大35cmのエバを手にできた。
最高の釣りだった。
  
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